Vunes Driver 2.0
当サイトの展示イラストPORTRAITを描くために使っている技法です。
水彩画の要領で、下書きを残したまま色を重ねてゆく方法で、描いてゆきます。
ここでは、PORTRAITで使う手順と技法を公開します。
イラストレーターを目指す皆さんは、これを参考に自分に合う技法を探してみてください。
Venus Driover 2.0は、Digital Grooveでポートレートと言っている画風のイラストを描くための手順や技法です。 水彩画の様に、下描きがクッキリと残るようにレイヤーで色を次々と重ねてゆく技法で描いています。 まずは、下書きからスタートですね。 下描きは、Bのシャープペンシルを使って上質紙に描きます。 スキャナーで取り込み、PCへ。 フォトショップで明るさとコントラストを調整して下書きは完了です。
ここから、レイヤーを重ねてゆきます。 基本的に、Adobe Photoshopを使って描くことを念頭に置いての解説です。 ここからは、レイヤーごとの説明になります。 まず、肌を描いてゆきます。 あらかじめパレットに数種類の肌の色を作っておいて、そこからチョイスして濃淡を付けてゆきます。
眼の色は、髪の色とリンクさせることが多いですが、かなり細い線で虹彩を描いているのが特長です。 透明感が出るような色のチョイスを心がけると、出来上がった時に瞳がキレイに見えます。
眼の中に、アイキャッチのライトを描きます。 ブラシではなく、鉛筆ツール+ガウスのぼかしで仕上げています。
いわゆるお化粧。 アイシャドウ、チーク、リップは、このレイヤーで描いています。 アイシャドウなどの色でかなり印象が変わりますから、色々試すのも良いでしょう。
眉毛は、一本ずつ描いてます。 かなり柔らかい線で、しなやかに見えるようにしています。
肌系の最後は、ネイル。 ここまでくると、描いているキャラクターの性格や表現が決まってきますね。
髪の毛は、かなり時間と根気が必要なパートです。 光と影、髪の流れを作っていくわけですから。 キャラクターの動き、空気や風の流れなどの表現も、このレイヤーですね。
ポートレートでは、バストアップの構図が多いと思いますが、それでもトップスはハズせないファクターです。 今回は、ニットの表現として編み目がしっかりと感じられるように、下描き段階から描き込んでいます。 そこに影をつけてゆくように彩色すると、こうなります。
アクセサリーや小物(ここでは眼鏡)のレイヤー。 そのものだけでなく、、それを着ける事によって出来る影も、ここで彩色します。 今回は、小物も含め10枚のレイヤーを使用してイラストを描き上げています。 皆さんも、これを参考に自分なりの技法をマスターしてくださいね。